カテゴリ:不動産売却コラム / 投稿日付:2024/11/15 13:17
不動産の売却を決めたらまずは「査定」をしましょう!
その際、複数の不動産会社に査定依頼する売主様も多いことと思います。さて、A社・B社・C社それぞれ違う査定額が提示されたらどの不動産会社に任せますか?
『一番査定額が高かったC社にお願いしたい!』
……という方も少なくないと思いますが、実は「査定額」と「実際に売れる金額」が同じとは限りません!
査定額とは、不動産会社が3ヶ月ほどで売れると推測する金額です。
不動産会社は、過去の成約事例や類似物件の売り出し価格、物件の条件などを基に査定額を算出します。
その際参考にする事例や条件の評価によって算出される金額は異なる場合があります。
ここで大切なのは、査定額はあくまで“推測値”にすぎないということ。実際に売れる金額そのものではないということを認識しておきましょう。
また、早く売りたいのか?現在の状態のままで売りたいのか?様々な要因によって適した金額も変わります。
中には「高預かり」しようとする不動産会社もあるので注意が必要!
高預かりとは、査定時に相場から逸脱した高額な査定額を提示して自社を選んでもらおうとする、不動産会社の悪質な行為です。
複数の不動産会社へ査定を依頼し、1社のみ著しく高額な査定額を出してきた場合は、査定根拠や販売戦略に納得できるかしっかり見定めることが大切です。
相場からかけ離れた金額で売り出した場合、いつまでも買い手がつかなかったり、最終的に相場を下回る金額でしか売れない可能性があります。
不動産は、売り出し開始当初が最も注目度が高いもの。この時期に買い手の興味を掴むことこそが、その後の売却活動の成否を分けるといっても過言ではありません!
とくに最近はインターネット(SUUMOやHOME'S、at homeなどのポータルサイト含む)で不動産情報を逐一チェックするのが一般的。
高額すぎる物件は不信感を与えることにもなるため、相場を無視しすぎた金額設定はおすすめしません。依頼する不動産会社ともよく相談しましょう!